2009年10月11日

靴を長持ちさせるために

大切なのは技術じゃなくて
気持ちだったりします。


靴を長持ちさせる秘訣はと
良く聞かれるのですが、

実は特別なことはしていません。

ただ、当たり前のことは
きちんとやっています。

たとえば、履くときには
必ず紐を緩め、シューホーンを使って
履いています。

リアルホーンが一番いいですね。

靴に傷をつけることもないですし、
固さもちょうどよくて
履きやすいし、靴にも優しい。

ロイドフットウエアだと
ミドルサイズは8000円前後で買えます。

一生モノだと思えば全然安いですよ。

プラスティックのものや
金属のものを使うより、気持ちがいいですし。

もちろん時間がないからといって、
無理やり足をねじ込むようなことは
一切しません。

かかとを踏むなんて、もってのほかです。

脱ぐときも紐を緩め、手で靴を押えて
脱ぐようにしています。

反対側の足のかかとで
靴を押えて、足だけで脱ぐのは
靴を痛めるので、絶対やりません。

また、極力雨の日は雨用の
ラバーソールの靴を履きますが、

万が一、雨に当てても
水洗いをして、シミにならないように
手入れをしています。

一部分が濡れるとシミになりやすいですが、
わざと全体を濡らして汚れを落とせば、
いい革ならちゃんと元に戻ります。

それから、シューキーパーは
型崩れ防止のために、必ず入れるようにしています。

家に帰ってすぐに入れる人もいますが、
丸一日履いた靴の中は、想像以上に湿っているので
一晩自然乾燥させて、翌朝にシューツリーを入れています。

安いバネ式のでもいいのですが、
ちょっとテンションがきついので、

木製のものがいいと思います。

メーカーの木型に合ったものが
一番いいのですが、サイズが合ってさえいれば
そこまで厳密じゃなくても全然大丈夫です。

それから、汚れは履いたその日のうちにきれいにします。

軽くブラッシングしたり、
布でふいたり。これをするしないで
だいぶ違います。

特にこすってしまったところは
早めにクリームを塗ると再生するので
ケアしてみてください。

それから、連続して同じ靴を履かないこと。
最低でも2日は明けてあげないと
ダメージが大きくなります。

他の人とたぶん違うのは、
ダメージを見つけたらすぐに
メンテすることだと思います。

どこか悪いところはないか。
何か不都合はないか。
履く度にきちんとチェックする。

結局、靴を長持ちさせたいと
思う気持ちが大切なのだと思います。

靴は愛情をかけると
必ずそれに応えてくれます。

だから、きちんと愛情を注いであげましょう。

これが私の結論。

いいモノを大切に使うことこそ、
紳士道だと思います。

拘りの逸品の生涯大切に使う。

かっこいいじゃありませんか。

その気概を持って靴と向き合えば、
必ず長持ちします。
posted by ojioji at 22:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

1.汚れを落とすとき

汚い靴は思い切って
水洗いします。


靴の手入れの基本は、
磨く前に必ず汚れを落とすことです。

やり方は
汚れの程度によって変わりますが、

あまり汚れがない場合は、
軽くブラッシングをして、
水につけて固くしぼった布で
靴を磨く時と同じ要領で拭くだけにしています。

このときは、特にクリームやワックスを塗りません。

かなり汚れている場合や、
トウのハイシャイン部分をぶつけて
軽く傷ついている場合などは、

ベンゼンなどの揮発油を布に染み込ませて
すべてのワックスやクリームを
取り除くようにしています。

市販のクリーナーや
リムーバーといわれているものは、

余計な成分が混入されているようで
どうしても、磨いた時の光沢の
切れが悪くなってしまうので、

私の場合は使わないようにしています。


雨にぬれた場合は、
サドルソープを使って水洗いをしています。

水シミが一番嫌いなので、
靴全体を濡らして、シミの元になる汚れを
洗い流してしまいます。

汚れがひどい時などは
スニーカーを洗うがごとく
目の荒いスポンジで
ゴシゴシやるときもあります。

でも、革って意外にタフで
少々荒治療をしても、きちんと
乳化性クリームでメンテナンスすると
きれいに元に戻りますよ。

いずれの場合も、コバの部分の汚れを
しっかり落とすと、よりキレイに見えます。

もし、雨に当てて無残な姿になってしまった
靴があったら、実験として洗ってみてください。

もしかすると、生き返って
またローテーション入りするかも知れませんよ。
タグ:靴の手入れ
posted by ojioji at 12:38| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 靴の手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

はじめて靴を下ろす時

靴の手入れは
何より最初が肝心です。


既製靴の場合、
買ったばかりの時は、
実はかなり乾いています。
油分も足りていません。

ベルルッティなどは
カラリストがパティーヌしてから
渡されるので問題ないのですが、

それ以外は履く前に必ず
ポリッシュをする必要があります。

私の場合は、まずモブレイ(以前はメルトニアン)
の乳化性クリームで磨くようにしています。

乳化性のクリームは、
布につけて塗ってもいいのですが、

私は専用の小さなブラシを使っています。

靴専門店や東急ハンズなどで売っています。
(税込420円です)

紐靴であれば、必ず紐もはずします。
アッパーとウエルトの間もブラシでしっかり
擦り込みます。

その後に大きなブラシを掛けて
余計なクリームをそぎ落としていきます。

乳化性クリームの場合は、
布よりブラッシングの方が光沢がでるように思います。

私は一度ブラッシングしてクリームを均一に伸ばし
5分10分置いて馴染ませた後で、もう一度ブラッシングします。

それだけで艶がかなり違ってきます。

そして、最後につま先だけ
ハイシャインのために
KIWIかモブレイのワックスで磨きます。

ポイントはワックスを指先で
擦り込むように塗ること。

ワックスで革の毛穴を埋める。
そんな感覚で塗っていきます。

そして水を付けて布で磨いていきます。

ワックスを指で塗る。水を付けて布で磨く。

これを20回程度やると、
天井の照明がくっきり写るくらい
ピカピカになります。

布はキメが細かいものがいいです。

ベルルティのカラリストでもある
井上源太郎さんは、シルクのハンカチが一番光る
とおっしゃっていましたが、

私にはそんな余裕はないので、
着古しのTシャツや肌着などを使っています。

そして、フィニッシュには
妻の古ストッキングを使うこともあります。

いいストッキングの方がよく光ります。

ハイシャインのポイントですが
足の指の付け根より後ろの部分を
ワックスがけすると、
実際に履いて歩いた時に
必ずクラックが入ってしまいます。


それがあまり好きではないので、
トゥ部分を徹底的に磨き、
甲の部分はグラデーションにしています。


それから、ライナーやソックシートにも
軽くデリケートクリームを塗っておくと

傷が付きづらく、長く履くと
琥珀色のいい感じに光ってきますよ。

最後にソールは磨く必要はないと思います。

変にオイルを入れると、滑りやすくなりますし
エドワードグリーンのソールなどは、

履き込むといい感じで細かく毛羽立って
グリップ力が増すので、

いじらない方がいいです。


全行程でだいたい30分位掛けてやっています。

でも、その30分を掛けるか掛けないかで
将来のモチが、10年も20年も変わってきます。
タグ:靴の手入れ
posted by ojioji at 19:18| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

靴を長持ちさせるために

靴も人間の肌も
基本はいっしょです。


たとえば女性の化粧品でも
肌の健康を保つ基礎化粧品と
おめかしをするファンデーションや
リップがあるように、

靴も
革の状態を維持するためのクリームと、
光輝かせるためのワックスを
使い分ける必要があると思います。

KIWIなどのワックスにも
多少保革成分は含まれているようですが、
革の状態維持のために大切なのは保湿。
乳化性のクリームに勝るものはありません。

どんなに表面的に磨いても
革の状態が悪いと、
その光具合に冴えがありません。

よく女性が化粧乗りが
悪いっていうじゃないですか。
まさにその状態です。

化粧乗りを良くするためには
洗顔をして、保湿をして、それから化粧をする。

靴も同じように
@汚れを落として、
A保湿をして、それから
B化粧(ハイシャイン)をするのが
正しい手入れ法だと思っています。

すくなくとも、@とAをきちんとやれば
革は20年でも30年でも
いい状態を保ってくれます。

逆にいえば、いい状態を保てば、
勝手に革が輝いてくれるともいえます。

@ABの具体的な手入れ方法については
また、順を追って改めてアップしたいと思います。

どうぞ、お楽しみに。
タグ:靴の手入れ
posted by ojioji at 15:08| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 靴の手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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