2010年05月02日

かなり古いジョンストン&マーフィーのフルブローグ

ゴツいけど、柔らかい履き心地に感動します。

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ロングウィングチップのようにゴツいのに、
バルモラルでしかもシックスアイレット。

今回ご紹介するジョンストン&マーフィーの
フルブローグは、40年代(らしい)という年代物。

革は結構厚めですが、柔らかく
グレインの程度もまずまずといったところです。

ジョンストン&マーフィーというと
とかくスマートなスタイリングのイメージがありますが
この靴はとにかくゴツいのが特徴です。

前回ご紹介したアレンエドモンズのマクグレガーにそっくりですが、
こちらのほうがトウシェイプが丸く、カントリーっぽい感じです。

ソールもトリプルソールと分厚いのですが、
マクグレガーほど硬さはありません。
なめしがいいからなのでしょうか。結構差があります。

ヒールまでオールレザーなので、結構滑ります。
先日も渋谷のロフトの入り口付近の坂で
滑ってしまい、あやうく尻もちをつくところでした。

自分としては、スーツよりはブレザーに合うかと思い、
いつも紺ブレと合わせています。

ソックシートのロゴを見ると、クラウンアリストクラフトの
文字がないので、いわゆるスタンダードモデルなのでしょうか。

60年以上経過した靴ですが、革がいいので良く光ります。
これもまた、10年後、20年後が楽しみな靴のひとつです。
しっかり育てていきたいと思います。
posted by ojioji at 01:03| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

アレンエドモンズの50’Sのマクグレガー

一見普通っぽいのに、
いざ履いてみると目立ちます。


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かなり古いアレンエドモンズの
フルブローグ・マクグレガーです。
旧いカタログなどを見ると、
どうやら50年代のもののようです。

取りたてて作りがいいとか、
革がいいということはないのですが、
とにかくクラッシックなスタイルなので気に行っています。

どうでもいいことですが、当時は
小窓ではなく、ライナーに直接タグが縫い付けていました。
これが擦り切れるくらい履くと、いい味になるのでしょうね。

ズングリムックリのラウンドトウ。
トリプルソールの分厚いソール。
面長のセブンアイレットなど、
いま流行のスタイルとは明らかに一線を画した
独特の面持ちというか、風格がたまりません。

ただし、歩きやすさでいうと
ちょっとソールが厚過ぎて、歩いた時の硬さは否めません。

違和感を感じるというわけでもないのですが、
マスターロイドのオックスフォードタイプを履いた後に
この靴を履くと、その装着感に大きな差を感じるのは事実です。

でも、このスタイリング、テイストは
ほかではなかなかないし、特に痛いわけでもないので
ガンガン履いています。


全く履かないより、適当に(いい加減という意味ではありません)
履きまわした方が、結果的には旧い靴を長持ちさせるために
いいと思っています。

湿度を保つことができますし、適度なストレッチが
革が本来持つ柔軟さを引き出すように思います。

革は決してよくはありませんが、
履き込めばそれなりにいい味になってくれると思います。

ひと日記で白井さんが履いてらっしゃった
ナンブッシュのロングウィングの画像を見て、
そのエイジングぶりにすっかり魅せられてしまい、

グレインレザーの旧い靴を引っ張り出して、
せっせ、せっせと履いている次第です。

このほかにも、ヒールまでオールレザーの
40年代のジョンストン&マーフィーの内羽根のフルブローグも
結構重厚感のあるスタイリングでグレインレザーなので
最近では出場回数が増えていたりします。

でも、そういえば最近、
味のあるグレインレザーを
なかなか見かけなくなりましたね。

フローシャイムのカシミアレザーと呼ばれた
キメの細かいシュリンクはどこかにないですかね。

最近はすっかり、ないものねだりが多くなってしまいました。
ラベル:アメリカ靴
posted by ojioji at 15:51| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

天神山オリジナルのスエードセミブローグ

これは本当によくできた靴です。

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以前から、ご紹介するといって、ここまで引っ張ってきた
天神山オリジナルのスエードのセミブローグです。

今年の1月にオーダーをして
2月には完成、3月の頭からはきはじめ
じっくり履き心地を検証して、満を持しての登場です。

スタイルは天神山メンズスタイルのブログでも
再三紹介されているように、40'sのアメリカ靴・フローシャイムを
ベースにデザインされていて、あえてのショートノーズ。
コバが張り出していながら、ウエスト部分で一気に絞る
独特のベベルトウエストが特徴です。

革の色に合わせてステッチはベージュに
出し縫いはホワイトステッチで、
さらにソールはナチュラルという
これまた天神山オリジナル仕様にしています。

履き心地ですが、これがどこにも当たらず
何時間歩いても足に障害がありません。

25センチで小指部分を2ミリ乗せてもらったのですが
ウィズはピッタリ。長さがほんの少しタイト気味といった感じです。

とにかくバランスがいいですね。
完成度が高いからこそ、とてもいい顔付きをしています。

履きジワの出方もきれいですし、
日本製の靴でここまで満足感を得られたのははじめてです。

大量生産ではなく、
一足一足愛情を込めて作っているのが
完成品を手に取ればひとめでわかります。

革のセレクトにも徹底的にこだわっていて
品質検査のために革の表面に
セロテープを張ってはがしてみて、色の落ち具合を見たり、
水を沁み込ませて、その滲み具合を見たり。

実は世界的に有名なA社やD社の革は
意外に色はげや滲みがきつく、
日本製の革の方が良かったりと、意外な発見もありました。

まあ、もともと自分の大好きな旧き良き時代のアメリカ靴を
コンセプトに作られた靴ということもありますが、
本当に素晴らしい靴だと思っています。

現状では、ソックシートには何もロゴが入っていないのですが
早くロゴデザインを決めて、入れるといいと思っています。

高くてそれに見合うクオリティがない靴ばかりを見て
ガッカリしていた人には、是非一度試していただきたいと思います。

特にアンチロングノーズ派の方にはお勧めです。
本当にいい靴ですよ。
ラベル:日本靴
posted by ojioji at 07:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

マスターロイドのホワイトホール

オーソドックスなデザインは
とにかく重宝します。


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またまたマスターロイドシリーズの紹介です。

最もポピュラーな一文字のWhiteHallです。

実はWhiteHallだけはロイドネームでなくて
Crockett&Jonesブランドでも同名で商品化していますし、

HandGradeのほとんどのラストが337なのに対して、
このWhiteHallだけは330で販売されているようです。

極めてオーソドックスなスタイルです。
何にでも合わせられますし、
茶系だとビジネスでもカジュアルでも
どちらも楽しむことができるので
とにかく重宝します。

購入は2006年の5月で、他のシリーズ同様
ロイドフットウエア銀座店で買い求めています。

アイレットはサイドのステッチに合わせて
下が広く上が狭くなっているパターンです。

本当はこれで6アイレットか7アイレットだと
とても美しいスタイルになるのですが、

ポピュラーな5アイレットなので、そんなに
堅苦しい雰囲気はありません。

履きやすさ、フィッティングは
マスターロイドシリーズの中では特に良い方で、

足への負荷が少ないので
出張の時など良く履くようにしています。

この靴で北は秋田から、仙台、新潟、長野、名古屋、大阪、
神戸、福岡、そして高松と、とにかくいろいろなところへ行きました。

全部、ビジネスですが…。

まあこういうスタイルの靴はとにかく便利です。

幸い、雨に当てることもなく、新品と大差ない
なかなかいいコンディションを維持できています。

まず、マスターロイドで一足買うとしたら、
このWhiteHallをお勧めしたいと思っています。

できれば茶と黒と両方持つといいと思います。

それだけでほとんどのスタイルをカバーできますから。
posted by ojioji at 00:25| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

マスターロイドのブラインドブローグ・ORMOND

競合3社の中で
一番デザインが気に入っています。


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今回は2006年の4月に銀座のロイドフットウェアで購入した
マスターロイドのブラインドブローグ・
ORMOND(オーモンド)です。

最初はウイングの外側の革が、
内側にかぶり過ぎかと思ったのですが、

結果的には絶妙のフィット感を生み出していますし、
デザイン的にも細身に見えるので、

同じブラインドブローグである
ジョンロブのワーウィックや
エドワードグリーンのビーリュウよりも
自分の好みのシェイプなので、とても気に入っています。

え、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
まあ、好みの問題なので仕方ありません。

もちろんラストはマスターロイドの定番330です。
ちょっとカップが大きめなので、
なぜか右足だけカップに皺が入ってしまったのですが
そんなに見た目を損なうわけでもないので
あまり気にしていません。

この靴はアイレットが5つなのですが、
下が幅広くて、上に行くほど狭くなる
イギリスのビスポーク靴のような仕様になっています。

前回ご紹介したKENBLEは同じ幅で、
CURZONは下広上狭の仕様と、
マスターロイドの中でも使われていたり
そうでなかったりとまちまちです。

いろいろな人に話を聞いてみたのですが、
機能的なところは全く変わらないようで、
単に見た目の問題だそうです。

この靴の出場回数は月1回程度なので
通算でも40回程度しか履いていませんので
まだまだ風格こそありませんが、

これから履き込んでいけば、
結構いい味がでるんじゃないかと
期待しています。

しかし、ひと日記に登場する
白井さんの靴
の年季にはまだまだ及びません。

マスターロイドは総じて使用頻度が高いので
オールソールを繰り返しながら、
じっくり育てていきたいと思います。

チャーチやオールデンのように
慣らすまでに時間が掛かる靴ではありませんし、

かといってすぐに型崩れするわけでもない。

そういう意味では、この履き心地を
いかに持続させていくかが大きなテーマです。
ラベル:イギリス靴
posted by ojioji at 17:52| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

フローシャイムの5ステッチのストレイトチップ

作り手の心意気に
強く心を打たれました。


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今回、ご覧いただくのは
以前、天神山メンズスタイルのブログでも
紹介していただいた50'sのフローシャイムの
ストレイトチップです。

ずんぐりしたまんまるのトウシェイプと
5本のステッチでさりげなく個性を主張しています。

トウキャップはエッジを薄くそいで
折り返して縫い付けるリボルターゼ仕様になっていたり、
最低1本あればよいステッチが5本もはいっていて
しかも5本同列ではなく、2本入れて間隔をおいて
さらに3本縫い込まれているなど、
手が込んでいるところが気に入っています。

ビスポークの靴ではなく、
基本的には大量生産の靴なのですが、
技術力の高さというか、クラフツマンシップを
随所に盛り込んでいて、さりげなく主張しているところを
意気に感じてしまいます。

いわずもがなですが、革もやっぱりいいですね。
とにかく磨くと輝きます。

薄いゼリーを被ったような、
トウキャップはまさに鏡面です。

話は変わりますが
同じフローシャイムのKENMOORの
60年代以前のものにはヒールの飾り釘が
80本も打ちこまれています。

両方で160本。たった10足作るのに
1600本も釘を打たなければならないのです。

そこまで手間を掛けていたという事実が、
そして作り手のそこまでしてもいい靴を作ろうという心意気が
自分の琴線に触れて、心に深く響いてしまうのです。

きっとこの靴を作ったフローシャイムの人たちは
この靴が遠く離れた日本で、しかも現役で活躍しているなんて
夢にも思っていないと思います。

もう50年以上経過しているわけですから
場合によっては、この靴を作られた方は
すでに亡くなっていらっしゃるかもしれません。

でも、彼らの心意気を大切にして
生涯履き続けたいと思っています。

いいものを、とことん長く使う。

これこそ究極のECOだと思います。
ラベル:アメリカ靴
posted by ojioji at 00:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月03日

ジャンバディのグレインカーフのオーバーレイプラグ

これは実に味わい深い
グレインレザーです。


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しばらくマスターロイドが続いたので、
今回は趣向を変えて懐かしの銘靴、
フランスはジャンバディのオーバーレイプラグです。

ジャンバディのオーバーレイプラグは
これで3足目になります。
1989年に渋谷のキャンプスで購入しました。

ダブルソールで、ストームウエルトの
ガッチリした作りですが、
履き心地は意外とやわらかいです。

最近はいいグレインレザーを見かけませんが、
この頃の革はまだ結構良いですね。

凹凸が極端についていなくて、
柔らかくて、それでいて肉厚。

特にこのジャンバディの革は見た目的にも
ほかとは違う味があります。

とはいえ、グレインレザーに関していえば、
60年代のフローシャイムの
KENMOORに使われていた
カシミアレザーは最高だったと思います。

ナンブッシュや
ジョンストン&マーフィーや
アレンエドモンズや
ボストニアンや
ネトルトンや
メイソンや
ハノーヴァーや
デクスターの
グレインレザーのロングウィングを所有していますが、

やっぱりフローシャイムがいいところを
使っていたように思います。

まだまだ履き込みが足りませんが
こういう革は育て甲斐があると思います。

いい感じでエイジングしていきたいと思います。

最近はスマートなバルモラルタイプの靴よりも
ちょっとガッチリしたダービーの靴を
好んで履くようになってきたので、

これから出番が増えると思います。

それにしても、
この靴の頑固で流行とは無縁の渋いルックスは、
じいさんになっても、好んではくような気がします。

いい靴は、年をとっても履ける靴。
それが最近の私の価値基準だったりします。


いま、天神山のお店にフローシャイムの
2トーンのUチップを2足置いています。
1足はこのブログで紹介した
コーヒーブラウンのスエードと赤茶のカーフのコンビ。
もう一足はまだブログでは紹介していない
ナイロンメッシュと赤茶のカーフのコンビのUチップです。

もし、ご興味があるようでしたら、銀座の天神山に
足を運んでみてください。
ラベル:フランス靴
posted by ojioji at 15:17| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

マスターロイドのKEMBLEスエード

この靴も私の大好きな
マスターロイドのゲリラ的企画の逸品です。


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2006年の1月に
ロイドフットウェア銀座店で購入した
マスターロイドのKEMBLEです。

エドワードグリーンでいえば
プリマスと同じで、
いわゆるアデレイドタイプの
フルブローグです。

通常は茶か黒の表革なのですが、
時々ロイドが展開する企画品で、
毛足の長いスエードでスペードソールの
別注品になります。

こういう稀少価値に私はめちゃくちゃ弱いです。
実際、いまこれと同じ靴を手に入れようとすると
MTO(Made TO Order)になってしまうため
時間とコストが掛かってしまいます。


かれこれ5年が経過しているのに
まだまだ新品のようで、
ちょっと気恥ずかしい感じです。

履きジワによる擦れから
ヴァンプ部分に筋が入るのがイヤなので
少し緩めのフィッティングをしたら

思った通り、全く履きジワによる線が入りません。

それは有難いのですが、
エイジングという意味では、遅々として進まず、
いい感じでへたってくれません。

こういうスエードほど、
ヘタリ感が大切なんですよね。
でも、だからといって乱暴に履くつもりはありません。

長く大切に履いて、
いい感じでエイジングさせるのが自分の理想です。


銀座天神山の顧客同士として知り合った
hitoさんがご自身のブログで紹介していらっしゃる
横浜信濃屋の白井さんがお召しになっている
シルヴァーノラッタンツィのスエード靴
まさにその理想といえるでしょう。

まだまだ年期が足りませんが、
しっかり育てていきたいと思います。

そういえば、天神山のオリジナルシューズの
スエードセミブローグが遂に完成しました。

デザインといい、フィッティングといい
非の打ちどころのない靴でした。

旧き良き時代のアメリカ靴の
雰囲気を見事に表現したスタイルで
しかも、縫製もまた当時の
クラフツマンシップそのままの繊細さ。

さらに日本人ならではの緻密さが加わり、
素晴らしい完成度だと思っています。

さらには一時期、信濃屋が伊・ペロンペロン
別注をかけた銘品・スエードのパンチドキャップにも
相通ずるものがあるように思いました。

近日アップしようと思いますので、お楽しみに。

ロングノーズは嫌いだ。
クラッシックで大人の雰囲気が漂い、
かつ長く履いてエイジングを楽しみたい。
という方は是非、天神山を覗いてみてください。
ラベル:イギリス靴
posted by ojioji at 00:10| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

マスターロイドのCURZON

明るい色の靴はどうしても
季節を限定されてしまいます。


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こちらは2005年の12月にロイドフットウエア銀座店で購入した
マスターロイドのパンチドキャップ・CURZONです。

購入時はタンの色がちょっと安っぽい感じだったので
メルトニアンとKIWIを使って、いやらしくない程度に
色ムラを付けて、アンティーク調に仕上げました。

ライトタンの場合、シューレースを同色にすると
一段とグレード感が増すので、シューレースも
オリジナルのものでなく、同色のものに変えました。

もちろん履き心地はいいのですが、
ちょっとトウキャップが大きいので、
履きジワがキャップに出てしまいます。

幸い、ステッチに沿って履きジワがでるので
目立ちませんが、ちょっと気になるといえば気になります。

昔のジョンストン&マーフィー(3つ目の写真右)と比較しても
キャップの長さが5ミリ程度長いので、
どうしてもそうなってしまうのでしょうね。

話はかわりますが、先日、信濃屋の白井さんとお話したときに
「つま先はトゥではなくてトウ。幅もワイズではなくウィズが正しい」
とご指摘を受けました。

さらに「ワイズというのは、昔、大塚製靴が幅広の靴を作ったときに、
EEE(スリーイー)のことを“3人の賢者”に掛けて“スリーワイズ”と称したのがきっかけ。
それからみんな間違えて、ワイズというようになってしまった。」
ということだそうです。
さすが白井さんという含蓄あるお話をお伺いしました。

さて、話をCURZONに戻しますが、
明るい色ゆえに、出番は春から夏が多く、
冬の今頃は、控室でじっと出番を待つという状態です。

そのせいか、購入後4年以上経過していますが、
ほとんどダメージもなく、
底を見なければ新品とさほど変わりません。

でも、これじゃいかんのです。
靴は履き込んで自分の足形に馴染ませ、
自分の歩き方にあわせて、履きジワがでてきて
風合いがでてきて、はじめていい靴になるのですから。

そういうわけで、このCURZONは
来月あたりからしっかり履き込もうと思っています。

どんな合わせ方がいいのか、
いろいろ思案をするのも楽しいですし、

じっくり渋く育てていくこと自体も楽しいですし、

だから靴はやめられません。
posted by ojioji at 16:41| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

マスターロイドのTHAME(コンビ)

この靴を購入してから、
洋服に力を入れるようになりました。


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今回はクラッシックな面持ちの
セミブローグ・コンビシューズをご紹介します。

これもしつこくロイドフットウエアで購入した
ロイドの最上級ライン、マスターロイドで
モデル名はTHAMEです。

セミブローグのタイプは
マスターロイドでは2型あって、
THAMEはバンプからサイドに流れる
ブローギングが別パーツになっている
まさにコンビシューズ向けの仕様です。

ダークブラウンのカーフと
カーキのキャンバスのコントラストが
やたら渋くて、とても気に入っています。

これがホントにC&J製と思ってしまうくらい、
クラッシックでエレガントな佇まいです。


上手に説明できないのですが、
コンビシューズ(スペクターシューズ)ってとかく
軟派な雰囲気があるのですが、
この靴だけは硬派に感じるのです。

本当に主観なのですが、
そこが私に強く刺さっているのは事実です。

実は今度、銀座・天神山で
初のコットンソラーロのスーツに
チャレンジしようと思っています。

本当は、コットンやリネンのスーツは
皺になりやすいので敬遠していたのですが、

この靴でビシっと決める服がほしいと思い、
あえてチャレンジしようと思います。

コットンソラーロをお召しの天神山・I店長の
見事な着こなしを
拝見して、すっかりその気になりました。

私の場合、靴からその日のコーディネイトを決めます。

だから、お気に入りの靴に合わせる
お気に入りの服も必然的に欲しくなるわけです。

天神山のI店長やオーナーのMさんに
教えを乞いながら、

さらには横浜信濃屋の白井俊夫氏を
勝手に師と仰ぎながら、

本物の装いを楽しんでいきたいと思います。

蛇足ですが、キャンバスを使った靴は
とかくライナーの革とアッパーのキャンバスが
それぞれ乖離してしまって、変な皺が入ることがあります。

私が所有しているEGのDENBEIGHの
カーフ&キャンバスのコンビは
残念ながら、ポッコリと深い不自然な皺が
できてしまうのですが、

この靴は奇麗に皺が入って、
ことさらに渋い佇まいになりました。

これも現在は
MTOでしか手に入れることができませんが、

ときどきゲリラ的に企画してくれる
ロイドフットウエアのコンビシューズは
どれも一癖も二癖もある逸品ばかりです。
posted by ojioji at 23:25| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

マスターロイドのSAVOY(コンビ)

価格以上の
満足感を得ることができました。


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アンチロングノーズ派のひとりとして、
またまたマスターロイドをご紹介したいと思います。

今回はアデレイドタイプのセミブローグで
しかもベージュのスエードとタンのカーフのコンビです。

モデル名はSAVOY(サボイ)。
これは2005年の9月にレディメイドとして
販売されていたものを運よくゲットしたものです。

現在はMTOとして扱われているようなので
定価+2万円程度のコストが掛かってしまいます。

前回ご紹介したSURREYの履き心地に魅了され、
さらにコンビということもあって
店頭で発見するやいなや、フィッティングして
購入してしまいました。

もちろんSURREYと同サイズを購入したのですが、
アッパーの革の違いからなのでしょうか、
このSAVOYのほうがいくらか柔らかい履き心地です。

シンプルなトゥのメダリオンは
おそらくマスターロイドのオリジナルのようですが、
このモデルにはピッタリだと思っています。

また、縫製も昔のアメリカ靴ほどではありませんが、
ブローギングギリギリを上手に縫っていたりして、
なかなかの技術を担保しているようです。

銀座店の井上店長もおっしゃっていましたが、

EGの時は発注したものと違うものが上がってきたり、
仕上がりにバラツキがあったり、
納期がいい加減で大変だったそうですが、

C&Jは納期もクオリティもきちんとしていて、
安心できるメーカーなんだそうです。

しかもミニマム6足から、
別注を受け付けているので
いろいろなモデルに挑戦できるとのことでした。

本格靴は本当は手工芸品で、
一足一足ハンドメイドで
作られたものが最もいいとは思いますが、

工業製品であったとしても、
このレベルのクオリティがあれば
充分満足できると思っています。

とはいっても、私の概念では
20年以上履き続けることができる靴が
本格靴の大前提です。

つまり、真価は20年後でなければ
わからないのです。

ただ、作りといい
飽きのこないデザインといい、
その価値は充分あると思います。

最近の本格靴が軒並み価格高騰する中で

少なくとも価格以上の満足感を
得られることができる数少ない靴だと思っています。
ラベル:イギリス靴
posted by ojioji at 16:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

マスターロイドのSURREY

鼻先が長くない。
だからいいのだと思います。


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今回もロイドフットウエアの最上級ライン
マスターロイドの靴をご紹介します。

SURREYと書いて、スーリーと読むそうですが、
これもクロケット&ジョーンズ製の
アデレイドタイプのパンチドキャップです。

2005年の夏に銀座店で購入しました。

エドワードグリーンのカンタベリーと
基本的には同じデザインですが、

カンタベリーに比べ、トゥキャップがやや大きめで
アデレイドの曲線も緩やかなので、
ちょっとグラマラスな印象を受けます。

ただ、履き心地はやはりいいです。

といっても同じ330でもデザインによって
かなり印象が変わります。

先日も天神山のI店長と話をさせていただきましたが、
靴はその日の体調、履いているソックス、天気、時間によって
履き心地がまるで違うので、本当にフィットする靴を
探し出すことは、もの凄く難しいと思っています。

ただ、この靴も前回のマスターロイドASTON同様、
当たりだったと思います。

まず、足入れの際にシューと空気が出る時の音が
切れがよくて小気味良いです。

これは私にとってはとても大切なことで、
この音を聞くことで、「今日も頑張るぞ」と
気持ちが鼓舞されるのです。

しかも、長時間歩いても、皮が剥けるとか
マメができるといった足のダメージは全くありません。

ちなみにこの靴の最長歩行記録は、
東京駅近くのグラントウキョウサウスタワーから
六本木、青山、渋谷経由、
東急東横線の中目黒駅まで3時間の散歩です。

私の歩行速度は早く、だいたい6Km/h〜7Km/hですから、
18Km〜21Km歩いたことになりますが、極めて快適でした。

そういえば、天神山のオーナー・M氏も
歩くことがお好きだとのことですが、

いい靴で歩くとやはり気分がいいものです。
M氏はラッタンジのベンティベーニャなど
ハイグレードな靴をいくつもお持ちでいらっしゃるので、
散歩もさぞ楽しいのでしょうね。
うらやましい限りです。

話を靴に戻しますが、このスーリーは
マスターロイドの中でも定番なので、
いつでも入手できます。

セミブローグもフルブローグも持っていて
一味違う靴がという方にはお勧めのデザインです。

ちなみにパンチドキャップでなく、
トゥメダリオンのSavoyも同じくいい感じですよ。

もしご興味があれば、是非トライしてみてください。
ラベル:イギリス靴
posted by ojioji at 01:27| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

マスターロイドのASTON

ビスポークなんていらない。
そう思うくらいのフィット感です。


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あけましておめでとうございます。

新年はすっかりのんびりしてしまい、
2010年最初の更新は今日・1月4日(月)になってしまいました。

第一弾はマスターロイドのASTONです。

これは2004年の10月にロイドフットウエア銀座店で
購入したものですが、

2001年辺りから、マスターロイドのファクトリーが
エドワードグリーンから
クロケット&ジョーンズに変更になり、

個人的には魅力が半減したと
しばらくそっぽを向いていたのですが、

ドア越しに店内を覗くと、いままでにない
デザインの靴があったので、気になって店に入り、

フィッティングをしたら、
かつて経験をしたことのない
フィット感に酔いしれて
ついつい衝動買いをしてしまった次第です。

実はこれがクロケット&ジョーンズの
ラスト330との
運命的な出会いでした。

それまでは、どんなにいい靴でも
多少のアローアンスは
仕方がないと思っていたのですが、

ここまでフィットするとは、
まさに驚きでした。

どこも当たらないし、
ほどよい遊びがあり、
足が優しく包み込まれるような
いままでに経験をしたことのない快感を
はじめて感じることができたのです。

店長の井上氏に聞くと
このASTONというモデルは、
踵が抜けるというお客様が多いとのことでしたが、

私の場合は、全くそんなことはなく、
タイトでもなく、かといってルーズでもなく
しっかり足に靴が付いてきてくれるのです。

オーダー靴でも、
こんな快感は味わえませんでした。

実際にこの靴で4時間も歩いたことがありますが、
いわゆる歩き疲れはありましたが
皮が剥けたとか、マメができたということは
一切ありませんでした。

しかも世界一すべるレザーソールと謳われる
クロケット&ジョーンズですが、

どうしてどうして、このマスターロイドの
ソールは全くそんなことはありません。

クロケット&ジョーンズのハンドグレードも
何足か所有していますが、作りは若干違うようです。

ただ、ラスト330のこの絶妙なフィット感は
私にとっては世界一だと思っています。

残念ながらASTONは人気が無かったようで
現在は定番ではなく、MTOとしてしか
入手できなくなってしまったようですが、

これで病みつきになってしまい、
ビスポークを作るよりも絶対にマスターロイドだと

この後2年間、狂ったように買い漁っていくのでした。
posted by ojioji at 16:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月26日

フローシャイム・インペリアルのクロコダイルスリッポン

この靴は履く人を選びます。

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たぶん、これが2009年最後の更新になると思います。

今回は、クリスマスにふさわしい?
クロコダイルのスリッポンをご覧いただきます。

これもミッドセンチュリーのもので
前回のインペリアルのフルブローグと全く同じ、
フローシャイムのオリジナルラスターが使われています。

クロコダイルの素材もとても素晴らしいもので、
60年近く経っているにもかかわらず、
ヒビひとつなく、クロコ本来の輝きを放っています。

でも、しかし、but、
デザインはクラッシックだし、
しかも素材がTOO MUCHで
こんなに履く人を選ぶ靴はありません。

ちなみに私は、どうやらこの靴に
選んでもらえなかったようです。

スーツやジャケパンに合わせようものなら、
時代錯誤のその道の方のようになってしまうし、

ポロシャツやデニムなどのカジュアルに、
はずし感覚で合わせると、
本当にそのまんま大はずしになってしまうし。

きっとSHIPSの鈴木さんのような
ナイスミドルな方であれば、
ビシっと決めることができるのでしょうが、

私にはちょっと荷が重いようです。


いい靴を履きこなすためには
靴を磨くだけでなく、

自分自身も磨かなければいけないのですね。

大枚をはたいてこの靴を購入したことが
失敗にならないように、

人間として、一人の男として
ジェントルマンを目指して
精進していきたいと思います。



今年の4月からこのブログをはじめて、
8か月が経ちましたが、

つたない内容にも関わらず
アクセスをいただき、
お付き合いいただいて、ありがとうございました。

このブログを立ち上げたおかげで
本当にたくさんの素敵な方と巡り合うことができ、

本当に感謝しております。

2010年がみなさんにとって素敵な年になりますように。

では、また年明けに。
posted by ojioji at 00:40| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月17日

ビンテージ フローシャイムのインペリアルフルブローグ

あまりにも普通で地味ですが、
実は60年近く前のインペリアルです。


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ここのところ、フローシャイムといえば
レギュラーシリーズのものばかり
ご紹介してきましたが、

今回は、インペリアルシリーズのフルブローグです。

製造はおそらく1940年代か
50年前半だろうと思われます。

ヒールのラスター部分で使われている
オリジナルのロゴ入りのものが
だいたいこの位の時期に使用されていたそうです。

革はちょっと硬めなのですが
肉厚のカーフです。

6アイレットで
少し長めのノーズなのですが、
いまどきの靴にはない
風格があるかなと思っています。

そういえば、
ファッション界の大御所・赤峰氏も
このインペリアルのフルブローグを
お持ちでいらっしゃることを、
雑誌で拝見したことがあります。

特徴的なのは、通常のアメリカ靴は
アッパーを内側に折りたたみ、
ライナーと縫合する2層構造なのですが、

この靴はアッパーとライナーの間にもうひとつ
パイピングの革を挟んだ3層構造になっています。
これはエドワードグリーンやクロケット&ジョーンズの
ハンドグレードなど、高級英国靴に見られる作り方です。

結構、珍しい靴ではあるのですが、
佇まいがあまりに普通なので、

履いていても、特に目立つことはありませんし、
正直、地味です。

でも、さすがに作りはしっかりしていて
かつデザインも古さを感じさせない
燻し銀のような靴であるといえます。

ヒールがそろそろ交換のタイミングなのですが
これを変えるのが勿体なくて

それで最近はあまり履いていません。

とはいっても、あまり履かないと
かえって靴がだめになってしまうので、

年が明けたら、覚悟を決めて
リペアに出そうかなと考えていたりします。
posted by ojioji at 01:02| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

ミッドセンチュリーのフローシャイムUチップ

採算度外視の
手間のかかったデザインです。



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また少し間をあけてしまいましたが、
ミッドセンチュリーのアメリカ靴の変わり種
フローシャイムのパーフォレーションだらけの
Uチップをご紹介します。

とにかく発想がユニークです。
風通しを良くするために、
穴を開けているのですが、

通常のブローギングシューズで見られる
パーフォレーションを幾層にも並べた
摩訶不思議なデザインです。

とにかく手が込んでいます。
ステッチだけでも通常の靴の何倍も
手間がかかっています。

採算を重視したら、きっと
こんな靴は生まれてこなかったでしょうし、

おそらくフローシャイムは
既製靴でこのデザインを復刻することは
まずしないでしょう。

技術もないでしょうし、コスト的にも見合わない。

逆にいえば、当時のフローシャイムは
これを量産に乗せていたのですから
すごいとしかいいようがありません。

大変手間がかかっていて
ユニークな靴ではありますが、

遠目から見ると、同色異素材の
コンビのUチップにしかみえません。

だから、あまり気負わずに
コットンかリネン素材の紺プレに
しらっと合わせて履くとか、

普通の茶のUチップという感覚で
履くようにしています。

でも、どこにいっても珍しがられます。

これが50年代のフローシャイムというと
みんな驚かれます。

いずれにしても唯一無二の
個性的な靴だと思います。
posted by ojioji at 01:31| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

ビンテージ ナンブッシュのUチップコンビシューズ

随所にクラフツマンシップが
窺えます。


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ミッドセンチュリーの Made in USAのUチップの第二弾です。

一時期、ツートーンシューズにはまっていて、
いろいろ物色をしていた時に
あるビンテージショップで発見して

思わず購入したのが
このナンブッシュ社製の
Uチップのナイロンメッシュの
ツートーン(コンビ)シューズです。

1950年代後半の
デッドストックだということですが、
ナイロンメッシュは張りがよく
最近作られたばかりのような感触です。

一番上の写真でおわかりの通り、
本当に目の粗いメッシュになっていて、
シューツリーが透けて見えます。

そういえば、Men's EX特別編集・最高級靴読本Vol.1の
巻頭で紹介されている横浜信濃屋の白井さんの
靴コレクションの写真の中にも、
最前列にウイングチップのナイロンメッシュの
ツートーンシューズが写っていましたが、
これはどちらのメーカーなのでしょうか。
その靴もとても魅力的でした。

このころのアメリカ靴は
クラフツマン魂を随所に感じることができます。

たとえば、ソックシートは表側と同じ
革を使っています。(写真2枚目)
イナセですよね。

ライナーは通常通りのベージュです。
もちろん、右足にだけ小窓が開いていて
NUNN BUSH ANKLE FASHONED
と刺繍でブランド名が書かれています。

ステッチが細かくて、ホワイトステッチも
とてもいいアクセントになっています。

ソールもチャネルソールですし、
ちょっとビスポークっぽい雰囲気があって
その普通に出来がいいことに
見るたびにゾクゾクします。

とはいえ、この靴を履くシーズンはすでに過ぎていて
また1年くらい出番を待つカタチになりそうです。

でも、今からその時期が楽しみです。
ラベル:アメリカ靴
posted by ojioji at 11:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

フローシャイムのビンテージUチップツートーンシューズ

古き良き時代を
そのままカタチにした靴です。


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ミッドセンチュリーに流行した
アメリカのUチップシューズは
とてもカッコいい。

その象徴と思ってご紹介したいのが
この50年代に製造されたフローシャイムのUチップの
コンビシューズです。

赤茶のカーフと
ダークブラウンのスエードのツートーンですが、
どちらも素材の品質がよく
特にスエードは毛足が短く細かいので
ビロードのような感じです。

トゥカップやヒールカップ、そして
バンプ部分からサイドに流れるラインまで

カーフ部分はすべて細かいダブルステッチで、
丁寧に縫製されています。

アウトステッチもホワイトで
全体の印象をいい感じで引き締めています。

これがレギュラーシリーズだというのだから
当時はなんていい時代だったのでしょう。

合わせるのが難易度が高いですが、
以外にデニムやチノーズに合わせると
しっくり来たりします。

きっとコットンソラーロのスーツなどに
合わせるとドンピシャはまるのだと思います。


つい最近では横浜信濃屋の
オリジナルオーダーシューズの中の
一つのデザインとして紹介されていましたが、

個人的にはこのデザインが好きなので、
もっとブームになるといいなと思っています。

他のメーカーではエドワードグリーンの
ウインザーというモデル以外、
あまりお目にかかったことありません。

実はこれ以外にもミッドセンチュリーの
アメリカ製Uチップを2足所有しています。

どちらもユニークな靴なので
近日、このブログで紹介したいと思います。
posted by ojioji at 15:46| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

ウエストンのオーストリッチのローファー

太鼓のように
歩くたびに音がします。


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かれこれ20年前になりますが、
オーストリッチという素材に
やたら興味があり、

鞄や財布などよりも
やっぱり靴でオーストリッチ素材が欲しいと思い、
大枚を叩いて買ったのが、
このウエストンのローファーです。

当時、オーストリッチの
靴を手掛けているメーカーが、
バリーとかモレスキーなどの
イタリアのマッケイ系が主流だった中で、

唯一トラディショナル系で作っていたのが
ウエストンでした。

当時の私の1か月分の給料より若干上と
かなりいいお値段でしたが、
こんなこと若いうちじゃなければ
できないと思い、思いきりました。

履き心地は、ジャストサイズなので
決して悪くないのですが、
革質が乾燥しているせいか、
甲からつま先にかけての部分が
歩くたびに太鼓を軽く叩いたような
ポコポコという音がします。

つま先から着地した時に革がたわみ、
つま先が地面から離れ、革が伸びた瞬間に
ポコとなんともいえない
情けない太鼓のような音がするんです。

都心の雑踏の中では、
そんな音はかき消されてしまうので
全然問題ないのですが、

私の住まいがある片田舎では、
特に夜道はやたら音が響いて、
前を歩いている人が振り向いてしまいます。

そもそも、そんなに出動回数の多い靴ではないのですが、
履く時は、覚悟を決めなくてはいけないという
私のコレクションの中では、
もっとも不思議な靴になってしまいました。

ウエストンの店員の方にも聞いたのですが、
ジャストフィットだからしょうがないとのこと。

そんなわけで、心に余裕がある休日の日に、
ときどき、あえてオーストリッチ音を楽しんでいたりします。

できの悪い靴ですが、それがまたかわいかったりします。

なにしろ、とんでもない大枚を叩いてまで買った靴ですから。
ラベル:フランス靴
posted by ojioji at 01:15| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

フローシャイムの7アイレットパンチドキャップ

このデザインのスエードが
欲しいと思っています。


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またまたご無沙汰してしまいました。

今回はフローシャイムの
60年代の7アイレットのパンチドキャップです。

以前、黒をご紹介しましたが、
形がきれいなので、茶と2足揃えています。

特に茶は、アウトステッチがホワイトなので
とてもクラッシックないい雰囲気を醸し出していて
結構気に入っています。

これもフローシャイムの
レギュラーラインなのですが、

クオリティはなかなかで
革もやわらかく肉厚で、
しかも磨けばよく光ります。

よく光る靴って、
私にとってはとても重要で、

光ってくれるからよく磨く。
よく磨くから、よく履く。
そしてまた手入れをするから長持ちする。

というグッドスパイラルを実現しています。


古い靴ですけど、
もともとパンチドキャップは完成された
デザインですし、

以外と守備範囲が広いので重宝しています。

それになんといっても
7アイレットという洗礼されたスタイルがいい。

トゥと甲と足入れ部分の絶妙なバランスは
まさにフローシャイムならでは。

こういう靴を
いつまでも作ってくれると良かったのにと
つくづく思ってしまいます。

このスタイルで是非、
タバコスエードを揃えたいと思っているのですが、

それをTENJINYAMAさんで
オーダーできたらいいなと
思っていたりする今日この頃です。
posted by ojioji at 09:30| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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