2010年03月06日

フローシャイムの5ステッチのストレイトチップ

作り手の心意気に
強く心を打たれました。


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今回、ご覧いただくのは
以前、天神山メンズスタイルのブログでも
紹介していただいた50'sのフローシャイムの
ストレイトチップです。

ずんぐりしたまんまるのトウシェイプと
5本のステッチでさりげなく個性を主張しています。

トウキャップはエッジを薄くそいで
折り返して縫い付けるリボルターゼ仕様になっていたり、
最低1本あればよいステッチが5本もはいっていて
しかも5本同列ではなく、2本入れて間隔をおいて
さらに3本縫い込まれているなど、
手が込んでいるところが気に入っています。

ビスポークの靴ではなく、
基本的には大量生産の靴なのですが、
技術力の高さというか、クラフツマンシップを
随所に盛り込んでいて、さりげなく主張しているところを
意気に感じてしまいます。

いわずもがなですが、革もやっぱりいいですね。
とにかく磨くと輝きます。

薄いゼリーを被ったような、
トウキャップはまさに鏡面です。

話は変わりますが
同じフローシャイムのKENMOORの
60年代以前のものにはヒールの飾り釘が
80本も打ちこまれています。

両方で160本。たった10足作るのに
1600本も釘を打たなければならないのです。

そこまで手間を掛けていたという事実が、
そして作り手のそこまでしてもいい靴を作ろうという心意気が
自分の琴線に触れて、心に深く響いてしまうのです。

きっとこの靴を作ったフローシャイムの人たちは
この靴が遠く離れた日本で、しかも現役で活躍しているなんて
夢にも思っていないと思います。

もう50年以上経過しているわけですから
場合によっては、この靴を作られた方は
すでに亡くなっていらっしゃるかもしれません。

でも、彼らの心意気を大切にして
生涯履き続けたいと思っています。

いいものを、とことん長く使う。

これこそ究極のECOだと思います。
ラベル:アメリカ靴
posted by ojioji at 00:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 靴の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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