2009年07月13日

はじめて靴を下ろす時

靴の手入れは
何より最初が肝心です。


既製靴の場合、
買ったばかりの時は、
実はかなり乾いています。
油分も足りていません。

ベルルッティなどは
カラリストがパティーヌしてから
渡されるので問題ないのですが、

それ以外は履く前に必ず
ポリッシュをする必要があります。

私の場合は、まずモブレイ(以前はメルトニアン)
の乳化性クリームで磨くようにしています。

乳化性のクリームは、
布につけて塗ってもいいのですが、

私は専用の小さなブラシを使っています。

靴専門店や東急ハンズなどで売っています。
(税込420円です)

紐靴であれば、必ず紐もはずします。
アッパーとウエルトの間もブラシでしっかり
擦り込みます。

その後に大きなブラシを掛けて
余計なクリームをそぎ落としていきます。

乳化性クリームの場合は、
布よりブラッシングの方が光沢がでるように思います。

私は一度ブラッシングしてクリームを均一に伸ばし
5分10分置いて馴染ませた後で、もう一度ブラッシングします。

それだけで艶がかなり違ってきます。

そして、最後につま先だけ
ハイシャインのために
KIWIかモブレイのワックスで磨きます。

ポイントはワックスを指先で
擦り込むように塗ること。

ワックスで革の毛穴を埋める。
そんな感覚で塗っていきます。

そして水を付けて布で磨いていきます。

ワックスを指で塗る。水を付けて布で磨く。

これを20回程度やると、
天井の照明がくっきり写るくらい
ピカピカになります。

布はキメが細かいものがいいです。

ベルルティのカラリストでもある
井上源太郎さんは、シルクのハンカチが一番光る
とおっしゃっていましたが、

私にはそんな余裕はないので、
着古しのTシャツや肌着などを使っています。

そして、フィニッシュには
妻の古ストッキングを使うこともあります。

いいストッキングの方がよく光ります。

ハイシャインのポイントですが
足の指の付け根より後ろの部分を
ワックスがけすると、
実際に履いて歩いた時に
必ずクラックが入ってしまいます。


それがあまり好きではないので、
トゥ部分を徹底的に磨き、
甲の部分はグラデーションにしています。


それから、ライナーやソックシートにも
軽くデリケートクリームを塗っておくと

傷が付きづらく、長く履くと
琥珀色のいい感じに光ってきますよ。

最後にソールは磨く必要はないと思います。

変にオイルを入れると、滑りやすくなりますし
エドワードグリーンのソールなどは、

履き込むといい感じで細かく毛羽立って
グリップ力が増すので、

いじらない方がいいです。


全行程でだいたい30分位掛けてやっています。

でも、その30分を掛けるか掛けないかで
将来のモチが、10年も20年も変わってきます。
タグ:靴の手入れ
posted by ojioji at 19:18| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靴の手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
指ですりこむのですか!
それはしたことがなかったです。
今度試してみますね。

靴の内側にデリケートクリームは最近試すようになりました。これが何年か先に違ってくるといいのですが。
Posted by リポビタン at 2009年07月16日 21:43
リポビタンさん
指で擦り込む方法は、横浜信濃屋の白井俊夫さんもおやりになっている方法です。指が汚れるのがネックですが、効果は覿面です。
Posted by おじおじ at 2009年07月17日 07:27
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